Friday, July 29, 2011

Design yourself








真っ白な画用紙にペンを取り出して夢を描く。

デザインするって大事だと思うんだよ。

ものも、自分も、生き方も。


場所:ルワンダ

Wednesday, July 27, 2011

iPodの話。

昨日、iPodをすられた。

だから、私は今日、音楽を聞けなかった。

そしたら、別の音が聞こえて来て、

誰かが私の名前を読んでた。


となりのあの子が私の名前を覚えてくれて、

近寄って来てハグをする。


今日はどうだった?

元気?

たわいもない会話をする。



iPodなくして、何かを拾う。


あぁ。ほんと私は運がいい。


さよなら。私のiPod。

今までどうもありがとう。



場所:ルワンダ

Tuesday, July 26, 2011

日常茶飯事のあり得ないこと。

日本ではありえないことが、この国ではあり得る。



今日、教室の水道管が爆発した。

昨日、夕飯がピーナッツだった。

朝、ゴキブリが、私の頭の上をはっていた。

今朝、iPodをすられた。

道端のおっちゃんが、私にジュースをおごってくれる。

バスにのってる女性の4割はかつらだ。

ストレートの髪型の99パーセントも絶対かつらだ。

おしゃれな人ほどかつらだ。。

トイレが流れたら超ラッキー。今日一日頑張れる。

っていうか、水洗ってだけで神。

30分の遅刻は遅刻とは呼ばない。

先生が楽しそうに授業中に日向ぼっこしている。

語学の授業で作詞、作曲する。

教科書は最後の週になってやっと配られる。

道をあるくと3歩に一回は話しかけられる。



世界が100人の村だったら、

98人くらいの生活は、きっとこんな感じ。


別に不満が言いたいわけじゃない。

それで、いいじゃないか。

今日もこんな感じで世界は周ってる。


そう思ったら、自分の常識なんて、すごく当てにならないんだよ。

って、そういう話。

場所:ルワンダ

Friday, July 22, 2011

捨てられないものなら、捨てる覚悟で。

がんこなんだ。

だから、譲れないものは譲れない。


でもそのもの一つ、守れるなら、

他のものは何だって譲るよ。








猫になりたい。

Wednesday, July 20, 2011

友達からの大事な言葉。

「自分らしくいることと、自分のしたいこと。

これに立ち戻った時、ゆりこは強いんだったね。

周囲の雑音を無視してでも、

やりきったといえる二年を

僕に見せてください。」


ずかーんと響きました。ありがとう。





Sunday, July 17, 2011

開いてるドアの話






君に会いたいよ。と思ってドアをあけたの。

そしたらさ、ルワンダの綺麗な花が咲いてた。


君はそこにはいないんだけど、

そこには別の素敵なものがあって

これを見る為だけにでも、

今日もドアをあけようよ。



昔、私の学校の校長室のドアは、いつもいつでも開いていた。


いつ、誰が来てもいいように。


開けといたら、誰かが悩みを話しにやってくるかもしれない。

開けといたら、通りすがりの誰かが、挨拶してくれるかもしれない。

あなたと、目が合うかもしれない。



だから私は、あの部屋に入っていけた。

だから私は、なんか安心して学校に通えた。




そっから出なくたっていいんだからさ。

誰かがそこに入ってくるのを

誰かがそこを通るのを

今日もドアをあけてまってる。





場所:ルワンダ

石鹸作りの話。






もう訳がわからなくなって、とうとう日本語でルワンダのおばちゃんに話しかけた。


おばちゃん、布はこうやってきるんだよ。

あー、あーそれでっかいって。

おばちゃん、ボンドはみでてる!!

おー!!めっちゃうまい!さすが、さすが!

にぶじーざ。にぶじーざ、ちゃーね!


最後の一行だけルワンダ語。

もう、めちゃくちゃ。

ルワンダの村で、私はおばちゃん達と向き合っていた。

先輩の隊員の人が活動してる所で、

活動のお手伝いをさせてもらっていた。


石鹸作り。168個。

3日後までに完成させなきゃ、ならない。


一個1000フランで売るから、合計168000フラン。

走り出しのこの協同組合にとっては、大事な収入となる。


はず。




でもさ、ふと周りを見回すと、


焦ってんの私と先輩だけなんだよね。


おばちゃん、手に石鹸もったまま、踊ってんの。歌ってんの。

その辺に寝っ転がってんの。



いい商品を作りたい。作らなきゃならない。

だから、作業はできるだけ効率良くして、

汚い商品はやり直して。

そんなこと考えてんの、多分私と先輩だけ。

こんな時ふと、昔、マザーハウスの倉庫で検品作業してたことを思い出す。


普通にバングラデシュからきたバッグがそこにあったけど、

あのクオリティーだすのって相当すごいな。

とか思う。

仮にビジネスとして、世界中の石鹸と対抗できる石鹸作るのなんて、

今、この状況を目の前にすると、不可能にすら思える。


でもさ、私なんか、それも悪くないと思ったよ。ちょっと。

おばちゃんたち、なんか楽しそうなんだもん。

ルワンダには、ルワンダのやり方があって、

それで、おばちゃんたち、あんな風に笑うんだから、

別にそれも悪くないじゃんって。

それを私の基準に合わせる権利、私のどこにあるんだ?って。


でもやっぱり、それだけじゃ、だめなんだよな。

それだけじゃ、この石鹸、売れないもん。

この石鹸うれたらさ、おばちゃん、家に水を引けるかもしれないし、

電気のついた部屋がもう一部屋増えるかもしれない。

夕食のおかずが一品くらい増えるかも。

それにさ、買ってくれる人の期待には答えたいよな。

とか思ったりしだして。





難しいなぁ。

そう簡単に、答えはでなそう。

場所:ルワンダ

Friday, July 15, 2011

追いたい背中。

追いたい背中を追っている。







今日も明日も明後日も。



近いようで遠い。遠いようで近い。


いつも、きっといつまでも私の3歩手前。

Thursday, July 7, 2011

キニャルワンダ

ルワンダでは主に3つの言葉が喋られている。

最近公用語になった英語、昔使われていたフランス語、
そして、この国の言葉、キニャルワンダ語。

今、私はここ、キガリで、キニャルワンダ語を学んでいる。

この言語、なかなか厄介で、
動詞が6段活用する上に、
なぜか動詞の中に主語がはいってたりする。

しかも、名詞が変わるとそこに続く動詞とか、
形容詞とか、疑問詞とかがさらに、16段活用する、
という、考えただけでも恐ろしい言語である。

うん。正直この暗号のような言語に毎日向き合うのは、
結構辛いw

フランス語をやっていた時、フランス語って大変だなーとか思ったけど、
いや、フランス語、簡単だったわ。

難しいとかいってごめんなさい。

正直、もうやだって投げ出したくなっちゃうんだけど、
英語で別にこまんないんだけど、
でも、この国の人が、私がキニャルワンダ喋ると、すごい嬉しそうに笑う。

そうやって、この国に入り込んでいきたいから、
やっぱり逃げずにやってみようと思う。








場所:ルワンダ

Tuesday, July 5, 2011

二時色バス

バスが、ルワンダの丘を進む。

窓際に座った私は風に揺られて、音楽を聞く。

軽快なリズム

通り行く人

四角いお店、

街並み。

柔らかな日差し、

吹き抜ける風。

あ、隣の子が笑った。

日曜、午後2時。




この瞬間が、好き。




2週間たちました。ここに来て。

色んなことがありました。

色んな人に会いました。

色んなことを考えました。



このバスの中。

ゆらり揺られてふと思う。




一人じゃ、ないんだなぁ。




今使ってるケータイ。

新しい連絡先。



日本から持ってきた昔のケータイ。

馴染みの連絡先。



両方しっかり握りしめながら。

場所:ルワンダ