Wednesday, December 28, 2011

なりたいな。

私は、


頭のいい人になりたいな、とは思わない。(うらやましいな、とは思うけど)

でも頭を使える人にはなりたいな、と思う。


心優しい人になりたいな、とも思わない。(うらやましいなと思うけど)

でも、心を使える人にはなりたいな、と思う。


誰からも好かれる人になりたいな、とも思わない。(やっぱりうらやましいけれど)

でも、誰か一人でも多くの人を、好きでいたいな、と思う。



こんな人に、なれるかな、なれないかな。

なりたいな。

Friday, December 23, 2011

帰りを待ってる。

先月にここを出て行った先輩隊員が電話で、

なんだか、自分はルワンダからずいぶん遠くにきてしまったようだ、

と言っていた。

確かに。あなたは今日本にいるんだから。

それがなんだかさみしい、別の世界にいるようで。

とも言っていた。





でもね、覚えていてほしいと思う。

ここでは毎日、あなたの名前が呼ばれている。

通りゆく人が、あなたはどうしているか毎日聞いてくる。


近くのお店のおばちゃんも、市場のおばちゃんも、

学校で働くあなたの友達も、牛飼いの彼も、

ホテルで働いてる彼も、

街ですれ違う生徒たちも。



今、どこにいるんだ?

元気でやってるのか?

いつ帰ってくるんだ?

って。



そりゃ、そうでしょ。

彼らは何気ない人生の毎日を、あなたと共に過ごしたんだから。

協力隊として過ごした2年は、今あなたがいる場所とは違いすぎて

きっと自分の人生から切り離された2年のように

感じてしまうこともあるかもしれないけど、



ここでは、


そう、あなたが確かにいた、この場所では、

何気ない毎日の中に、あなたは確かに生きている、と思う。

全然関係ない遠い世界に行ってしまったとしても、

確かに世界はつながっている、と私は思う。



誰かがあなたのことを遠いアフリカで考えていて

誰かがあなたの帰りをここで待ってる。



例えばもう帰ってくることがなかったとしても。

例えばいつか帰ってくるとしても。



その「誰か」はこれからもずっと私に言うんじゃないだろうか。


あいつは元気か?俺あいつが大好きなんだ


ってさ。

Sunday, December 18, 2011

24歳か。

今から約2年前に、始めてバングラデシュに行った。

当時は就職活動中で、

でも自分のやりたいことしっかりみつめる方がずっと大事だと思って。


その後、マザーハウスで、インターンを始めた。

少しでも近づきたいと思った女性の側で働きたくて。


そこで出会った一人の人が、私の人生も考え方も

大きく、大きく変えてくれた。

マザーハウスの迫さん。

本当に頭がいいんだなって第一印象だったけど

話してみると、その頭の良さとか、知識とか、そして行動力とか

全部彼の努力の結晶だった。

でも全然大変そうじゃない。

むしろ、すごく楽しそうで。

クールな感じなのに、すごくあったかい人だった。

たった2歳しか変わらないのに、本当にすごいなぁ

と感じてしまった。


そんな迫さんが、インターン中、

できの悪い私に怒ってくれて、私を励ましてくれて、

飲んでは愚痴を聞いてくれて、側にいてくれて。


それで私の考え方も、人生も、とても変わった。


私が迫さんと出会った時は、

迫さんは24歳で、私は22歳で。

今私は24歳で。

24歳の彼に、追いつけた気はまるでしない。


なんでそんなことを思い出したかっていうと、

Twitterで迫さんがRTしてくれた言葉が、

今もあの時と同じように、強い力となって私を押してくれてることに気付いたから。

「制約の中からイノベーションはうまれる」

んだって。

レストラン、もうね、壁ばっかで、頭の中大混乱だったんだけど

もうちょっと考えてみる。

いや、動きながら考える。

迫さんみたいに。









Saturday, December 17, 2011

本気で本気の振りをする。

この前のブログで、「本気で本気のふりしてる僕らは~」っていう歌の歌詞をのっけたんだけど、

この曲聞きながら、あぁ~しっかりしなきゃなぁ・・・と思っていたのね。


でも最近になって、それでもいいと思えてきました。

それはこの前のブログを読んでてくれた、私にとってとても大切な人が、

こんな言葉をくれたから。



小学校のころから、イチローになりたくて毎日素振りをしていた先輩。
そんな先輩の努力する姿が格好良くて、同じ高校に入ろうと思った自分。
本気で頑張っている人の真似をしてみた。

大学時代だってバングラで頑張る女性に憧れて、
本気で、彼女の本気をまねてみようと思った。

先が見えないからこそ、先を見てきた人の本気の真似をしてみる。
前が見えないからこそ、言葉だけでも前に進めようと発してみる。
これは素敵なことじゃないかな〜と思う。



私は、この人に追いつきたくて、「素敵」になろう、と決めたんだった。

確かに昔、そんなブログを書いてる。

だから、私はこの人の本気を真似してみよう。

本気で本気の振りってやつを、やってみよう。



Sunday, December 11, 2011

本気で本気のふりしてる僕らは


浅い眠り繰り返して 今日も一日が半日
世界の中置いてけぼり デジャブみたいな毎日

やりたいことや見たいもの この世界には多すぎて
やらなきゃいけないことは 見て見ないふりしてきた

「自由」という言葉を履き違えて 
このまま何もせず終わりたくはないよ

本気で本気のふりしてる僕らは 
歩幅を合わせて 
置いてかれぬように歩いてた
だから
本当の自分を忘れていたんだよ 
何かを変える力 
持っていたはずなのに

「お疲れ様」言われるたび 変な気分にさせられる
もしかしたら疲れるほど 頑張れていないのかな

「器用」という言葉を履き違えて
 手を抜いていたら 未来に睨まれた

本気の自分をまだ見せてないだけ 
誰に言うでもなく 
強がるセリフをつぶやいてみる
だけど
本当はどこかで知りたかったんだよ 
どんな大きなことを この手で起こせるのか

薄暗い道で独り 答えを探してた でも良く見ると皆 同じようにさまよってた
分からないなりに本気で進む皆は輝いてて 僕の行く道明るく 照らしてくれたんだ

本気で本気のふりしてる僕らは
何か変えるためまずは自分を変えていかなきゃ
そうでしょ?

本当の答えはまだ見えてないけど
答えなんてどうせ 無い方が多いから
そして本気の自分が踏み出す力で
今度は僕が世界 照らし出す光になりたい.


アラハタシンドローム・ベリーブルーブルーベリー



アラハタシンドロームききながら過ごす日曜日。

このアラハタってのはアラウンド ハタチ!っていう意味らしい。
もうそろそろ、アラハタとは言えない歳になってきたけど、

だからなおさら、胸にずかんとくる。


今の私は本気かな。

それとも本気で本気のふりしてるのかな。


痛いところをついてくる歌だけど、

きっと忘れちゃいけないまっすぐなものが

私に色々問いかける。

借金をかかえるの巻。

ある日、レストランにいったら、なんと工事が始まっていて、

「なにやってるの?」

ときいてみた。


「建物をつくってるんだよ」

と答える工事のおっちゃん。



え?

なんで?

えええええええ????


動揺する私。


建物を作っているってことは、それなりにお金がかかるってことで、

そのお金ってのはいったいどこからやってくるのかって言えば、

ポケットマネー・・・なわけないから、

銀行かどっかからやってくるわけで、

ってことは、つまり、ローンを借りたってことで、

家がいっぱいたってるってことは、

相当な額借入したってことで・・・・・


えー!!!!!!!!!!!

一通り考えてから、改めて動揺する私。


なんと、パートナーのDEOは、150万の融資を銀行から受けていたのだった。

150万で10件も家がたつのか・・・

ふぅ~ん。 すごーい。



いや、関心している場合ではない。


チョイマテ!!!

そのお金どうやって返すんだい!!!



そそくさと、計算してみる。

6年で178万円(利子込)。

1年で約30万円。

1カ月約2・5万円。

一件大したことなさそうだけど、ここは途上国。
収入だって、それなりに少なくなるはず。

それに、人件費やら、初期投資やら・・・・・

あぁぁぁあああ!!


もう後にはひけなくなってきました。


なんとかして利益、ださないと。

うん、死ぬ。



ひとつ、良かったことと言えば、お金をかえさなきゃならないからこそ、

DEOが必死になってくれたこと。

はやくオープンするぞ!!!

動揺する私を横目に意気込んでいる。


責任重大だぁ・・・・。


がんばろう。

Thursday, December 8, 2011

手作りオーブン

レストランにオーブンを作ってみた。

なんでそんなことをしたかって?

それは「愛着」がほしかったから。


今、私が作っているレストラン。

すごく素敵で私は大好き。

でも、大切なものがかけていた。

それが、「愛着」。

ここは自分の場所で、

ここは自分がもっと素敵にしたい場所で、

ここは自分にとって大切な場所なんだっていう。


そんな動機で始めてしまったオーブン作りだったけど、

完成させてみて、得たものがたくさんあった。


1つ目、それはやっぱり、「愛着」。

毎日通って、自分の手でかきあつめたレンガで、

それは、自分が交渉した値段で、

自分たちでかきまぜだセメントで、

自分たちで考えたデザインで、

それがそこにあるということ。

それはやっぱり、私には特別な意味を持つことだった。

ルワンダ人に実質的に役にたってるかって、

そんなのは、ぶっちゃけわからない。

でも、このオーブンがあるこの場所は、

前よりずっと、大切な場所に変わった。


2つ目は、つながり。

毎日そこに通って、ある程度以上仕事をしている、

しかも、土木工事的なことをし続けている日本人、というのは、

現地の人の目にはさぞかし不思議に写ったらしい。

興味本位でやってくる人、

仕事ほしさにやってくる人、

いろんな人がいた。

最初は、遠くからみていただけなのに、

次の日には声をかけてくれるようになった。

次の日には、名前を覚えてくれるようになって、

その次の日には、私の名前を読んでくれるようになった。


中にはお金を請求する人もいた。

でも中にはあったかい食事を提供してくれる人もいた。

駆け寄ってきてくれる子供がいて、その子供を名前で呼べるようになった。


そして、そばでずっと一緒に手伝ってくれていた日本人の友人がいた。

日本から電話で励まし続けてくれた人がいた。

仕事が休みの日に、ずーっと手伝ってくれたルワンダ人の友人がいて、

仕事中にもかかわらず、電話でいつもサポートし続けてくれたパートナーがいた。



最後に3つ目。

それは勇気。

右も左もわからない。

でもとりあえずやってみたら、

ちょっとは見えてくるものがある。

最初は全然わかんなかった現地の言葉も

急にわかるようになってきた。


まだわかんないことだらけ。

でも前に進もうという力をもらった。

果てしない道も、

一個一個やっていけばいい

とりあえずぶつかってみよう。

そう思えるようになった。




そうやって、出来上がったオーブンだから、

いびつなところはあるけれど、

私にとっては大切な大切なものになった。

そんなオーブンがある場所だから、

前よりずっと愛することができるようになった。

前よりずっと、絶対オープンさせてやろうと思った。

ありがとう。みんなほんとに。








さて、リミットはあと2ヶ月。

走るのは得意じゃない。

でも、

どこまで歩いていけるだろう。