Thursday, September 20, 2012

My Dearest Oven

久しぶりにRwiza にいったら、
ちょうど一年前、なにをどうしていいのかわからなかった私が、
手始めに作ったオーブンが、もののみごとになくなっていた。
キッチンが拡大されていて、そこはトイレになっていた。

自慢げに話すパートナーをみて、
私は正直なにも話せなかった。

確かに、使ったレンガはボロくてさ、
なんか頼りない感じだったんだよ。

確かにさ、ほんと、役に立つのかわかんなかったし、
でもね、みんなで一生懸命作ったものだったのに。

ベノワがさ、仕事の合間をぬって駆けつけてくれて、
かおるくんがさ、日本から来て手伝ってくれて、
片っ端から本をみて、
ああでもない、こうでもないっていいながら設計して、
カズングがさ、毎日セメントを作るのを手伝ってくれて、
近所のおじちゃん、おばちゃんが、だんだん、
手伝ってくれるようになって。

そうやってできた、オーブンなんだよ。

反省点がないわけじゃない。
改善できることもあった。
結局壊される運命にあったのかもしれない。

いろんなことは考えられる。だけど、

マジふざけんなよ。

これが私が最初に思ったこと。

せめて一言いえよ。

せめて、事後報告でもなんでもいいからしろよ。

そうじゃないと、今作ってるフライヤーも、
HPも、メニューも、全部そうなっちゃうのかなって思って、
素直に頑張れない。

絶対投げ出さないし、逃げ出したりもしないから、
反省もするし、繰り返さないように頑張るから、
せめて、ここでは一言いわせて。


まじでやめたい。


Sunday, September 16, 2012

サラダなのか、肉なのか。

今日という日がこんなに早く終わるのだから、
あと10ヶ月なんて、あっという間なんだろうと思う。

そうやって、終わりを意識してみると、
10ヶ月だろうが、1年だろうが、10年だろうが、
ただ単に、一日一日の繰り返しだってことに気がつく。

よく、留学とか、
自分の人生を変えたくていく、とかいうのを聞くけれど、
行ったところで、そこにあるものは、
眈々とすぎて行く毎日なわけで、
アフリカにいたってそれはそうで、
日本にいる時と変わらず、毎日がすぎて行くだけのことだ。

確かに、いる場所によって出会う人も変わるから、
それで、何かしらの影響をうける、なんてこともあるけれど、

でも、みんなの思っている人生をぱっとかえてしまうようなことなんて、
そうは起こらない。

振り返ってみた時に、はじめてそれがわかる、そういうことはあるけれど。

つまりなにがいいたかったのかっていうと、
大事な決断っていうものや、ここぞという頑張りどころ、
なんてものは、人生のうち、そんな大きな割合を占めているわけではない、ということ。

というより、人生は、眈々とすぎて行く毎日のほうが圧倒的に多いわけで、
それをどうやって自分らしく一生懸命取り組むのか、
毎日の小さな決断とどう向き合って過ごして行くのか、
そういうことのほうがずっとずっと、大切なんじゃないかと思う。

そしてその繰り返しが、大きな決断に出会った時の自分を、
形作るんじゃないのか、と。

もしかしたら、そのするべき決断やチャンスさえも、
毎日によって変わるんだろう、と。


目下、わたしのするべき決断は、お昼ごはんをどうするか、
なのだけれども、ふとそんなことを考えた。

ここは、10ヶ月後のわたしの体系を考えて、サラダにすべきか、
それとも、欲望にまかせて、お肉をたべるのか。

悩ましい。






Friday, September 14, 2012

オフラインライフ

この前、私のPCにおもいっきりジュースがかかったw
ということで、あんまり、ネットが使えない環境になってしまいました。

残り10ヶ月iPadで頑張ろうと思っているのだけど、
ちょっとした作業に支障を感じている今日この頃。

でもお陰様で、だいぶ戦略的に動けるようになりました。
パソコンを借りれる時に、
やれることをやらないといけないから、
あの時にこれをやって、ここではこれをやって、、、、
っていうのが、わかりやすくなって、
実はちょっとだけ、本当にちょっとだけですが
助かっている部分もあります。

神様ありがとう。
と無理やり感謝する毎日 笑。
泣きそうですがw本当は。

最近、ゲストハウスのことが、頭からほんとはなれなくて、
夢のなかにもでてきました。

なんでかって、たぶん、もうすぐ25歳だから。
もう、24歳のうちにオープンしちゃいたい!!

でも、私だけ焦っても仕方がないんですよね。
どうやって、現地パートナーを巻き込んで一緒にやっていくか。

難しい。。。。ここが頑張りどころです。



Friday, September 7, 2012

「競争」を作る

最近思ってること。

JICAの青年海外協力隊で村役場配属のボランティアとして、この村にいることと、
村上由里子として、ひとつのビジネスをルワンダ人と一緒にやる

ということは相反しているのではないのか。ということ。


前者の場合、JICAは当然日本の援助機関で会って、
そこは「援助」をしている場所であって、
私はその「援助団体」の派遣するボランティアであるわけです。
だから、私は村の誰にでも平等でなければならないし
そういうことが求められているような気がする。

村役場でこんなことを聞かれたりもする。
「どうしてゆりこは、ひとつのビジネスばかりを支援するの?
 この村にはあなたの手を必要としてる人はたくさんいるのに。」
そんなことを言われると心が痛い。


後者の場合、私はそこがどうやったら儲かるのか、を真剣に考えなきゃならない。
だから、時には周辺のホテルやレストランにはできないことを
探して実行しなくちゃならないし、
この村のすべてのビジネスに平等に手を貸す、なんてことはできない。


だけど、私は、この村に一番必要なものは「競争」だと思ってる。

つまり、

「よりお客さんに喜んでもらうために、切磋琢磨すること」
だと信じている。

どうやったら儲かるんだ?って、
どうやったらあの店よりお客さんを集められるか
って個人レベルで考えられるようになることが、
結果的に援助から自立するってことだと思っているから

「競争」をこの村に仕掛れれば、いいんじゃないか?って、
そんな風に、思ってる。


ごまかすことはいくらでもできるけど、
究極、自分の立場と自分のポリシーみたいなものと、
どっちを優先させるべきなんだろう?







Monday, September 3, 2012

ルワンダに帰って来ました。

空港を降りて、ルワンダの涼しい風を浴びて、なんかほこりっぽい匂いを嗅いで、
ああ、帰ってきたんだなぁと思いました。

意外にも日本にいた時には、あんなに遠く感じていたこの国に
なれるのはいとも簡単で、
忘れていたらどうしよう・・・と思っていたルワンダ語も、
意外と簡単に思い出すことができて、
今は自分が3ヶ月も日本にいたことが嘘のよう。

ただ、以前と確実に違う何かを、感じているというのも事実で、
それは多分、自分が日本にいたからこそ、感じることなのではないのかと思い、
ここにかきとめておこうと思います。


①自分の今いる環境は異常

ルワンダでゲストハウスを作る。
2年間もアフリカで暮らす。
よくわからない言語をしゃべる笑。

身近になりすぎていて忘れていたけど、日本に帰ってみたら、
これってすごく異常なことでした。
頭のいい人も、経歴のすごい人も、かっこいい人も、かわいい人も、
たくさんあったけど、
私と同じ経験をしている人は、誰一人いなかった。

確かに同級生との会話で、会社の話とか、全然ついていけなかったけど、
でも、私にしか見えない世界がここにあることを、
私にしか感じられない悩みがここにあることを、
私にしか出会えない人がいることを、
しっかり思い出させてもらいました。

だからこそ残り10ヶ月、ここでしかできないこと、
つまり、今ここだからこそできること、をしっかり見極めて楽しんで、
思いっきりやりたい。

それはバスでとなりのおっちゃんと会話することかもしれないし、
Rwizaの準備をすることかもしれない。
ルワンダ人と同じ言葉を喋り、もっと理解を深めることかもしれないし、
近所の女の子とかけっこすることかもしれない。

そう思ったら、すごくすごく今の環境に感謝できるようになったし、
これからも忘れずにいたいと思ってる。


②変えられるのは自分のみ

周りの環境に感謝できるようになって、気づいたこと。
それは変えられるのは周囲ではなく、他人でもなく自分のみだってこと。

今までうまくいかなかったことを
私は、「私が経験がないから」とか、「ルワンダだから」とか
環境のせいにしてきたことが多かった。
けど、たぶんそうじゃない。

変えなきゃいけないのは、周りじゃなくて自分だった。
そして、私が変えられるものも、他人でも環境でもなく、
自分だけだったってこと。

自分が知ろうとすれば、教えてくれる。
自分が伝えようとすれば、絶対つたわる。
自分が笑えば、相手も笑う。

そういうこと。

周りが変わる前にいい意味で自分が変わることで、
人にもそれが伝わって、何かが変わっていったらいいな、と今、思っている。



今私はルワンダで、
シャワーあがりの気持ちいい夜空を見上げながら、
このブログを書いている。

庭ではなぜか、ヤギがないていて、
さっき、警備員のおっちゃんが、「ゆりこ」って初めて私の名前を呼んだ。
帰ってきたんだねって、泣きそうになりながら。
ただいまって抱きついた。
今までどこにいってたんだ?って、村を歩けばいろんな人が私に声をかけてくれる。
「どこいってたんだよ」って。

この人達のことを、私はもっと、もっともっと知りたい。