Friday, September 7, 2012

「競争」を作る

最近思ってること。

JICAの青年海外協力隊で村役場配属のボランティアとして、この村にいることと、
村上由里子として、ひとつのビジネスをルワンダ人と一緒にやる

ということは相反しているのではないのか。ということ。


前者の場合、JICAは当然日本の援助機関で会って、
そこは「援助」をしている場所であって、
私はその「援助団体」の派遣するボランティアであるわけです。
だから、私は村の誰にでも平等でなければならないし
そういうことが求められているような気がする。

村役場でこんなことを聞かれたりもする。
「どうしてゆりこは、ひとつのビジネスばかりを支援するの?
 この村にはあなたの手を必要としてる人はたくさんいるのに。」
そんなことを言われると心が痛い。


後者の場合、私はそこがどうやったら儲かるのか、を真剣に考えなきゃならない。
だから、時には周辺のホテルやレストランにはできないことを
探して実行しなくちゃならないし、
この村のすべてのビジネスに平等に手を貸す、なんてことはできない。


だけど、私は、この村に一番必要なものは「競争」だと思ってる。

つまり、

「よりお客さんに喜んでもらうために、切磋琢磨すること」
だと信じている。

どうやったら儲かるんだ?って、
どうやったらあの店よりお客さんを集められるか
って個人レベルで考えられるようになることが、
結果的に援助から自立するってことだと思っているから

「競争」をこの村に仕掛れれば、いいんじゃないか?って、
そんな風に、思ってる。


ごまかすことはいくらでもできるけど、
究極、自分の立場と自分のポリシーみたいなものと、
どっちを優先させるべきなんだろう?







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