Thursday, December 8, 2011

手作りオーブン

レストランにオーブンを作ってみた。

なんでそんなことをしたかって?

それは「愛着」がほしかったから。


今、私が作っているレストラン。

すごく素敵で私は大好き。

でも、大切なものがかけていた。

それが、「愛着」。

ここは自分の場所で、

ここは自分がもっと素敵にしたい場所で、

ここは自分にとって大切な場所なんだっていう。


そんな動機で始めてしまったオーブン作りだったけど、

完成させてみて、得たものがたくさんあった。


1つ目、それはやっぱり、「愛着」。

毎日通って、自分の手でかきあつめたレンガで、

それは、自分が交渉した値段で、

自分たちでかきまぜだセメントで、

自分たちで考えたデザインで、

それがそこにあるということ。

それはやっぱり、私には特別な意味を持つことだった。

ルワンダ人に実質的に役にたってるかって、

そんなのは、ぶっちゃけわからない。

でも、このオーブンがあるこの場所は、

前よりずっと、大切な場所に変わった。


2つ目は、つながり。

毎日そこに通って、ある程度以上仕事をしている、

しかも、土木工事的なことをし続けている日本人、というのは、

現地の人の目にはさぞかし不思議に写ったらしい。

興味本位でやってくる人、

仕事ほしさにやってくる人、

いろんな人がいた。

最初は、遠くからみていただけなのに、

次の日には声をかけてくれるようになった。

次の日には、名前を覚えてくれるようになって、

その次の日には、私の名前を読んでくれるようになった。


中にはお金を請求する人もいた。

でも中にはあったかい食事を提供してくれる人もいた。

駆け寄ってきてくれる子供がいて、その子供を名前で呼べるようになった。


そして、そばでずっと一緒に手伝ってくれていた日本人の友人がいた。

日本から電話で励まし続けてくれた人がいた。

仕事が休みの日に、ずーっと手伝ってくれたルワンダ人の友人がいて、

仕事中にもかかわらず、電話でいつもサポートし続けてくれたパートナーがいた。



最後に3つ目。

それは勇気。

右も左もわからない。

でもとりあえずやってみたら、

ちょっとは見えてくるものがある。

最初は全然わかんなかった現地の言葉も

急にわかるようになってきた。


まだわかんないことだらけ。

でも前に進もうという力をもらった。

果てしない道も、

一個一個やっていけばいい

とりあえずぶつかってみよう。

そう思えるようになった。




そうやって、出来上がったオーブンだから、

いびつなところはあるけれど、

私にとっては大切な大切なものになった。

そんなオーブンがある場所だから、

前よりずっと愛することができるようになった。

前よりずっと、絶対オープンさせてやろうと思った。

ありがとう。みんなほんとに。








さて、リミットはあと2ヶ月。

走るのは得意じゃない。

でも、

どこまで歩いていけるだろう。


1 comment:

  1. There is the reason why you were chosen and why you are there now.
    According to the Fuji spirit, God leads us in our life.
    If this words are true, you can run, run and run!

    I always cheer you up though it is too far to hear my voice.
    This is a part of your story.
    You can write the next page of it.

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